土を考える会会員の皆様へ

 弊社のこれまでの成長は、土を考える会の存在無しには為し得ませんでした。設立時から土を考える会に関わり、スガノ農機の進展を間近に見てきた私は、スガノ農機と土を考える会は一心同体であると感じておりました。

その様な私が、612日の臨時株主総会、取締役会を経てスガノ農機の代表取締役を受任させて頂いたのは、道立農業試験場の研究者、北海道農業機械工業会の専務理事、さらには自身で作物栽培に取り組んだ農業者という様々な立場で農業業界に約50年間身を置いてきた者として、これからの日本農業の発展に、土を考える会とスガノ農機、そして両者の関係性は必要不可欠であるという考えに至ったからに他なりません。

 土を考える会は農業に真摯に取り組む方々にとって地域という垣根を越えた情報交換が行える場として類い希な価値を見出しており、篤農家と言われるベテランから未来の農業を担う若者達までが一堂に会する他に類を見ない団体です。メーカーにとって、そのようなユーザーの方々と切磋琢磨させていただくことは、理想的であると考えるのは易いことですが、現実的には非常に困難であると言わざるを得ません。その理想的な関係が土を考える会と弊社の間には構築されていたと確信しています。

 本年24日を端とする経営上の騒動後に行われた、大森聡氏主導による会員皆様に対する説明会の際に、自分達の活動を蔑ろにしているとしか考えられない説明内容に対し、この騒動は納得できないと会場から退出し抗議して下さった会員の方々に感謝申し上げると共に、それ以来の土を考える会に対しての非礼で人道的にそぐわない数々の対応と、不本意ながらこのような経営上の騒動に皆様を巻き込んでしまったことに心からお詫び申し上げます。

意を決して抗議して下さった方々の思いに応えるためにも、本来のスガノ農機に戻るため、私たち新経営陣は数多くの方々のご協力を頂きながら活動を続けております。

現在は、様々な案件について係争中ですが、はっきりお伝えしておきたいことは、私たち法的に認められた新経営陣側に違法行為は一切無いということです。

 企業は何を以て社会に貢献するかが問われます。農業の場合、新技術を開発し地域農業の発展に貢献する、これが第一義です。スガノ農機は土を考える会と一心同体で志を同じくして数々の新技術を開発して参りました。この志無く、経済的な利益のみを追い求めていくのは、本来のスガノ農機の姿とは言えません。このような状況を許してしまったことを恥じ、以後このような事が起こらないように万全を期す所存です。

 会社を平常に戻し、土づくりを通して日本の農業に貢献するという思想を念頭に皆様とご一緒させて頂き、新たな農業技術の革新を通して、日本農業のあるべき姿を追い求めていくことに専心致したいと存じますが、今暫くの時間的猶予をお願い申し上げます。

 誠に不甲斐ないことではありますが、こうした状況をご推察いただき、弊社が正常化するまでの間、それぞれの地区で停滞することなく活動を続けて頂けることを願うばかりです。

 何れにしましても一日も早く、以前のように活気があり、有意義な土を考える会の活動に参画させて頂ける体制を整えて参りますので、ご支援の程よろしくお願いいたします。

 平成29821

スガノ農機株式会社
代表取締役社長 村井信仁

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