2021年 上期 総合カタログ スガノ農機 株式会社
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POINT補助モミ殻暗渠で本暗渠への水みちをつくる。モミサブローの効果●持続的な透・排水性向上。●適期作業を可能にする。モミサブローのポイントモミ殻が消滅するまで持続施工した補助モミ殻暗渠は、モミ殻が腐植して消滅しない限り透・排水性は持続します。モミ殻出口シャッタゲージホイルと連動していて、ナイフが設定の深さに達すると自動で開くのでモミ殻を的確に充填します。 バイブロ(振動式)機構PTOの動力がナイフに振動を与え、けん引力を断続的に補足する加振機能が働くので悪条件のヌルヌルほ場でも作業がスムーズにできます。 ホッパ450リットルのホッパは、一回の満積載で約30mの施工(計算値)ができ高能率の作業が可能です。4cm4cm45cm45cmモミ殻投入深30cmモミ殻投入深30cm施工断面モミサブローの特徴疎水材(モミ殻)溝暗渠モミサブローの作業方向交差するようにすぐに溝掘り機で溝を掘る本暗渠溝掘り機による額縁明渠溝水排モミサブローは本暗渠と交差する方向に施工します。 施工後すぐに交差するように溝掘機で溝を掘るとより 効果的です。モミサブローと溝掘り機の組み合わせで、より効果的な排水対策が実現できます。施工後は排水口から一気に水がでます。額縁の溝が表面水の水みちとなり余剰水を集積し排除します。溝は必ず排水口につないでください。水田の汎用田化には、ほ場を素早く乾かすことが重要です!透・排水性の悪い水田では、暗渠までの水みちが確保されていない場合があります。通常はサブソイラの施工で透・排水性効果が表れますが、シルト質粘土の多い湿田では、おいしい米づくりと水田の汎用田化による高度利用には、ほ場を素早く乾かすことがとても重要です。そのため透・排水性の改善が求められます。以前は排水性がよかったほ場でも土の練り返しによって、排水不良になっているほ場も多くあります。スガノ農機では、より効果的で持続する排水対策として、モミ殻を疎水材として使ったモミサブローと、表面余剰水を集積する溝を掘る溝掘り機の組み合わせ施工をお勧めしております。モミ殻が本暗渠までの水みちとなり地下浸透水を排除します。モミ殻が腐植するまで効果が持続します。サブソイラ施工の溝がふさがって水みちを断ってしまいます。モミサブローは、ナイフで形成した溝にモミ殻を充填しますので、シルト質土壌でも水みちを塞ぐことなく透・排水性を向上させます。埋 設埋設モミサブロー モミサブローには乾燥したモミ殻をご使用ください。一部の土質においてモミ殻の充填不足が生じる場合があります。モミ殻が水分を含んでいると、モミ殻出口シャッタ内で詰まってしまい、うまく落下しない場合があります。暗渠や砂礫層が条件。効果を発揮させるには、既設の暗渠や透水性の良い砂礫層があることが条件です。16

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