2021年 上期 総合カタログ スガノ農機 株式会社
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熱処理条件の最適化によって、従来品と比べ微細な組織を発現。これにより、硬さと粘り強さを高い次元でバランスさせ耐摩耗性を確保しました。20インチ4連プラウで160ha使用後の消耗比較●従来型と新型の組織比較10μm10μm従来型新型従来型新型未使用品新型従来型下の写真は、同一条件で使用したシェアポイントの外観形状を比較したもので、左から、未使用、新型、従来型です。未使用と比較して先端部が丸くなるまで摩耗した従来型に比べ、新型シェアポイントは、ほぼ未使用時の形状をとどめていることが見て取れます。シェアポイントの摩耗の仕方は、使用するほ場の土質や作業条件により異なりますが、交換サイクルが大幅に長くなります。材料と処理方法を一から見直し最適化することで、従来と比べ、2倍以上の耐摩耗性を実現しました。(当社比)耐摩耗シェアポイント就農環境の変化に伴い、一事業体当たりの栽培面積は拡大し、作業効率の向上が強く求められ、AIやICT技術が急速に普及しています。スガノ農機では、ロボットトラクタの普及を視野に、障害物を自動で回避して自動作業に適合する、新しい作業機の開発を進めています。ロボットトラクタ対応リバーシブルプラウの開発57ボトムプラウ反転耕起無人のロボットトラクタによるリバーシブルプラウの耕転テスト

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