2021年 下期 総合カタログ スガノ農機 株式会社
87/128

平らな畑は精密農業の第一歩です。POINTレーザーレベラーって畑でも有効なの?営農情報レーザーレベラーほ場均平畑でのレーザーレベラーの効果●凹地を解消して湿害を回避する。●緩傾斜ほ場として仕上げれば、迅速な入・排水ができる。●防除の際、走行がし易く、ブームのぶれもないので 均一な散布が可能となる。■畑のレベラーは直装式がベスト■レーザープラウを組み合わせて 使うと鋤床を平らに耕せる。■畑の場合はレベラー後に プラソイラで排水対策を行う。●玉ねぎ畑ではレベラー施工が好結果をもたらしています。レーザーレベラー無施工区レーザーレベラー施工区レーザーレベラー●畑の場合はレベラー後に 排水対策心土破砕のためにプラソイラをかけます。表層が均一なので作業深が一定になります。これにより作業深の深いところに水がたまることが防げます。クランブラローラーを付けると後処理が容易です。プラソイラ施工後は春までそのままにしておき、バーチカルハローで砕土・整地し、アッパーロータリなどで仕上げます。2010.8.4撮影(富良野市)●ほ場の凹地は水が溜まり、 湿害の原因にもなり、 収量減をもたらします。近年の気候変動により長雨やゲリラ豪雨、冬の降雨など雨の降り方が昔とは変わりました。畑の窪んだ所が降雨で滞水するとその所が湿害となる傾向にあります。また、防除などの管理作業も適期に入ることができなくなっています。●高精度に緩傾斜ほ場に 仕上げることができる大型機械などによる踏圧で硬盤が形成され、透・排水性が悪いほ場に凹地があると余剰水が停滞し、より多くの湿害をもたらします。水田で活用されているレーザーレベラーを施工することでほ場の凹地が解消され、雨水の停滞を防ぎます。また、湿害に弱い大豆畑では、傾斜機能付きの発光機を使用して緩傾斜ほ場として仕上げれば、雨が降っても、迅速な排水ができます。逆に干ばつの時は、入水を迅速に行うことができます。特に粘土質の土壌に適しています。●防除の際も均一な散布が 可能になるレベラーをかけたほ場は防除する時、ほ場が均平作業で締まっているのでスプレーヤでの走行がし易くなりブームのぶれもないので均一な散布が可能になります。また、降雨直後でも、局部滞水がないので、タイヤで掘ることなくトラクタが走行し易くなります。86

元のページ  ../index.html#87

このブックを見る