2025年 総合カタログ スガノ農機 株式会社
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畑畑畑 均平レーザーレベラー無代かきや乾田直播栽培が可能になる経営変化に迅速に対応輪作の継続で水田の乾田化が進む水田水稲も畑作物も栽培できる汎用ほ場に転換転作均平化したほ場での水稲栽培を乾田直播にし、畑作物との輪作を繰り返していくことで、ほ場の透排水性が改善され、水田の乾田化が進みます。転作時の畑作物へ好影響を与え、それが水稲栽培にも好循環をもたらすという、作物の栽培適性と作業性に優れる高機能な汎用ほ場に変革できます。緩傾斜ほ場化で停滞水を排除湿害回避で生育収量を安定凹地を解消して滞水部の湿害を回避ほ場あたりの収量を確保降雨後、低い箇所では水が溜まりやすくなり、収量減をもたらす湿害の原因になります。レベラーで均平化を計ることで、部分的な湿害を回避し、ほ場内の生育を均一化できます。ブームスプレーヤの走行が安定防除の効率が向上レベラーを用いて均平作業を行ったほ場では地耐力が向上し、ブームスプレーヤの走行が安定するので、ブーム部の上下動が抑制されて均一な散布が可能になります。地耐力が高くタイヤラグの沈下が小さいので、降雨直後でもほ場を荒らすこと無く散布作業が行えます。均平不良により部分的に滞水した畑レベラー施工の有無によるタマネギほ場の比較レーザーレベラー無施工区近年多発している長雨やゲリラ豪雨、冬の降雨などにより、ほ場内での湿害発生が深刻さを増しています。傾斜機能付きの発光機を使用して緩傾斜ほ場に仕上げることで迅速な排水が期待できます。特に湿害に弱い大豆の栽培に有効です。また、干ばつ時には均一な入水も迅速に行うことができます。水田転作作業者の熟練度が作業時間に比例する代かき作業は、育苗と合わせて経営面積拡大を阻害する要因となっています。また、輪作を行う場合、代かきによる土壌の細粒化・緊密化は畑作物栽培時の排水性を悪化させる要因にもなります。均平化されたほ場であれば、代かきを行わない「無代かき移植栽培」や、育苗も不要になる「乾田直播栽培」が可能になります。代かきを行わないので排水性に寄与する土壌構造が維持され、転作や輪作での畑作物に適した根圏環境も維持されます。また、実質的な代かきに要する時間が削減できるので春作業の労力を分散できます。降雨後の稲わら収穫(レベラーでの均平作業を行っているほ場)上記ほ場の枕地レーザーレベラー施工区近隣ほ場の枕地(同日)104

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